「利益は出ているはず」から脱却し、日次で粗利が見える経営へ。
Microsoft Project Online を中核とした“日次・時間軸統合型マネジメント基盤”を構築し下記を実現しました。
本プロジェクトは、単なるIT導入ではなく、管理思想そのものの再設計プロジェクトでした。
| Before | After |
|---|---|
| 月次でしか利益が見えない | 日次で粗利を可視化 |
| Excel中心の進捗管理 | Project Online統合管理 |
| 属人管理 | 組織標準化 |
背景
同社では積算・実行予算・会計が個別に整備されていましたが、
日々の進捗・原価・利益が一本化されておらず、意思決定が月次に依存していました。
利益:見える化が1〜2か月遅れで、手戻りコストが発生
進捗:Excel中心で更新頻度・粒度がバラつく
原価:確定が月次で、現場の手当が後追いになりやすい
「人」「モノ」「お金」を
“時間軸”で一体管理できる仕組みの構築が求められていました。
現状構造
管理データが部門・現場に分散
構造的ボトルネック
日次で“原価×進捗×利益”がつながらない
構造的ボトルネック
手当が遅れ、利益改善が後追いになる
【表面に見えていた問題】
利益は“月次確定”構造
原価ズレに即応できない
【★ 本当のボトルネック ★】
原価 × 進捗 × 利益 が
日次レベルで接続されていない。
【本当のボトルネック】
・ベテラン人材の知見を全社で活かしきれない
・過去の導入失敗経験
【支援アプローチ】
構造を診断し、管理思想を再設計し、統合基盤を構築する
【Step 1】
構造診断
「見えている課題」ではなく、構造要因を特定する
- 現状業務ヒアリング
- 原価・進捗・利益の接続構造分析
- ボトルネック特定
【Step 2】
管理モデル設計
日次で経営判断できる管理モデルを再設計する
- 利益を日次で把握できる構造設計
- 原価・進捗・利益の統合管理モデル定義
- 業務フロー再設計
- KPI/管理指標の標準化
【Step3】
統合基盤構築
設計思想を、仕組みとして実装する
- Project Online中心の統合設計
- Excel連携設計
- SAP連携設計
- データ基盤構築
【Step 4】
定着・標準化
属人管理から、組織管理へ転換する
- 現場教育
- 管理職向け研修
- 運用ルール設計
▼ Step3で構築した統合管理基盤の全体像

【管理構造再設計】
“システム導入”ではなく、経営構造そのものを再設計する。
その思想を、3つの構造転換として具体化しました。
① 時間軸統合という構造転換
- 積算データと実行予算の構造整合
- 会計データとの連携設計
- 出来高・原価・利益を日次で統合管理
「人・モノ・金」を横断し、
経営判断を“日次化”する構造へ転換しました。
② 現場起点の業務再設計
過去導入失敗の最大要因は「使いにくさ」でした。
そこで、下記を徹底。
- 出来高入力専用フォームの新設
- 入力項目の最小化
- 承認フローの簡素化
- 現場ヒアリングによるUI改善
“使わせる仕組み”から、“現場が自走する設計”へ転換しました。
③ 経営基盤としての
Project Online再定義
- クラウド基盤設計
- リソース管理構造整備
- 日次進捗可視化ダッシュボード構築
- 経営層向けKPI設計
単なる管理ツールではなく、
“経営統合基盤”として再定義しました。
【管理構造転換によって起きた変化】
① 属人管理からの脱却
ベテラン依存型管理
→ 再現可能な標準管理体制へ
統合基盤により判断を仕組み化
② 計画差異の即時是正
月次発覚型の遅延是正
→ 早期検知・前倒し対応へ
差異を“発見”ではなく“捕捉”する管理へ
③ 日次収益の可視化
月次確定後の事後把握
→ 日次収益予測管理へ
進捗・原価・契約を時間軸統合
④ 管理レベルの飛躍的向上
経験依存型マネジメント
→ モデル化された管理構造へ
大企業水準を現実的コストで実装
⑤ 経営意思決定の高速化
資料作成中心の会議
→ 戦略議論型の経営へ
リアルタイムデータ基盤が意思決定を加速
